寂しくないよ、大丈夫。

2022年12月31日。

マリウス葉くんが、芸能界を去る。

明日から芸能界としてのSexyZoneは、4人になる。

 

わたしがSexyZoneを追いかけ始めたのは、2018年。ちょうど、関ジャニ∞からすばるくんが抜けて、呆然、戸惑いが隠しきれなくて。ほんの少しだけ、何を信じればいいのかわからなくなっていたわたしを救ってくれたのが、松島聡くんだった。

好きなものはいくつあってもいいんだ、と思ってSexyZoneを好きになった。

普段はしっかりとした大人なのに、4人の前だと一番ふざけて子供みたいな顔をする健人くん。知る前まで、カッコつけすぎだと思っていたけど実は恥ずかしがり屋なだけの可愛いところもある風磨くん。年上と年下に挟まれて、どこまでも真面目に、でも遊び心を忘れない勝利くん。ひたむきにお仕事に取り組んで勇気をくれる聡くん。周りに流されず、いつだって自分を確立しているマリウスくん。

5人がグループで出す雰囲気が大好きだった。

 

でも、ファンになって数ヶ月で聡くんが活動休止。たった数ヶ月応援していただけの身だけれど、聡くんと、今を必死に走る4人のセクゾがどうにか報われればいいと、そればかり願っていた。彼がSexyZoneに復帰するかどうかは、本人とメンバーにしかわからないと本気で思っていたし、期待も憶測も絶対にしたくなかった。

 

2020年、聡くんが復帰。5人でのRUNは本当に奇跡で、今だって何度見たって涙が止まらないくらい素晴らしいパフォーマンスだった。周りの誰もがSexyZoneを応援している、そんな気さえしていた。

ただ、わたしには少しの違和感があった。どうにも聡マリの雰囲気がいつもと少し違う気がすると。マリちゃんが若干、一線を引こうとしているような感じが見てとれた。気のせいかもしれないけど。

そして、マリちゃんの活動休止。聡ちゃんの時とまったく同じ気持ちで彼の決断を待っていた。グループとしての結果は聡ちゃんの時とは異なることになった。

心から込み上げてきたのは、やっとマリちゃんを解放してあげられたんだ、という気持ちだった。ファンも、不安定な状態から抜け出せたと、思ってしまった。嫌なやつだよね。友人に心配されても、何て答えていいかわからなかった。

でもきっと、この決断は彼らが信じて決めた未来なんだと思いたい。

だったらわたしにできることは、ただそれを受け入れるだけなんだ。

 

寂しくないなんて嘘だ。マリちゃんの歌声が大好きだから。マリちゃんの長い手足をしなやかに動かして踊る姿が好きだから。Sexy Zoneの永遠の末っ子として、甘やかされて愛されているところが好きだから。

 

永遠なんてないって、すばるくん、亮ちゃんの時に嫌というほどわかっていたはずなのにな。やっぱり全然子供みたいだ。駄々をこねて、嫌だと言いたい。

 

ファンクラブに入って、届いた会報18冊のうち5人が揃った会報はわずか5冊。それでもわたしは5人のSexy Zoneを応援していたって言っても良いかな。

4人のSexy Zoneも大好きだけれど、わたしはきっと次のファンクラブの更新はしない。もしかしたら、数年後に心機一転入るかもしれないから、そのときはこのブログを読んだ人はこの記事を忘れて笑って受け入れてほしい。……超わがままでウケる。

 

これを書くことが正解ではないと思う。わたしのこの文章を読んで、誰かが傷つくかもしれない。わざわざ文にするなと思われるかもしれない。でもわたしは自分の感情をどこにも出さずに今年を終えるのは無理だと判断した。膨大な量の情報が溢れるこの世界に、ちょっとだけ、自分の正直な気持ちを流すくらい、今日だけは許して欲しい。

矛盾だらけの文章。普段なら書き殴ったりしない。でも今日はいいんだ。

 

これは、明日から、4人のSexy Zoneを見ても泣かないために必要な儀式だ。